KATーTUNの曲を久々に聞き直してみた時に過去を振り返ってみた話

ある日、押し入れの奥にしまい込んでいたiPadを引っ張り出してきてみた。

なんとなくパソコンに繋いで同期し直してみた。

この間勢いとボーナスに任せて買ったばかりのBOSEの15,000円のイヤホンで、

 

KATーTUNの曲を聞き直してみようと思った。

 

 

私のKATーTUNファン歴は中学生に遡る。

彼らのデビューの少し前、当時ジャニーズやアイドルなんかには全く興味がなかった私は、海賊帆を友人に無理矢理見せられ、「強いて言えば誰が好き?」と聞かれ、田中聖と返答し、雑誌を毎日見せられているうちに立派なオタクと化していた。

そこから赤西仁の脱退騒動の頃にはいつの間にか興味を失い、一度すべてのグッズを手放した。

 

大学2年生の春。

最近はKATーTUNもめっきりテレビに出てないなあ、なんて思いながら渋谷のTSUTAYAの地下2階にFFのアルティマニアを求めて立ち寄ったその時、

 

(ん?なんかこの曲聞いたことある…)

 

と、振り向いたのがいけなかった。

ジャニーズコーナーの一角にDVDプレイヤー。

流れていたのは、ブレイクザレコードであった。

 

そこから家に帰るまでの記憶はあまりない。

気づいたら手元にブレイクザレコードとクイーンオブパイレーツ、海賊帆があった。

そして今度は上田竜也の甘栗に射抜かれた。

 

そこから貧困に喘ぐ貧乏学生だった私のBOOK・OFF通いが始まる。

ちょうどその頃、KATーTUNはほとんど活動していなかった。

どうやら田中聖のスキャンダルがあったようだった。

 

そして、10月。

田中聖の解雇報道があった。

 

それでも、カウントダウンライブが決まった。

それでも、ミニアルバムの「楔-kusabi-」が出ることが決まった。

 

全部買った。

大阪まで青春18きっぷを使って鈍行で向かった。

 

そこで生まれて初めて、KATーTUNを自分の目で見た。

アリーナ席だった。

生まれて初めて、KATーTUNのLIVEを体験した。

今まで見たどんなエンターテインメントより素晴らしかった。

火と水の中で踊る4人は、人間じゃないみたいだった。

 

そこから3年くらいファンは続いた。

 

またしばらくして冷めそうな時が来たけど、歌番組だけは欠かさずに見ていた。

ベストアーティストだった。

4人は赤いコートを着ていた。

 

後に語り継がれるトラウマレッドである。

 

田口くんの脱退だった。

 

そこからしばらく、KATーTUNは見なくなった。

10ksにも行かなかった。

グッズも全部売った。(〇年ぶり2回目)

 

もうKATーTUNファンに戻ることはないのかもしれない。

でも楽曲は大好きだ。

 

そして話は冒頭に遡る。